乗鞍高原と言えば、白樺の群生林で有名です。
青空の下なら、白樺の樹皮が真っ白に輝き、それはそれは見事な風景となるんですよ。
白樺を堪能する場所と言えば「一の瀬園地(いちのせえんち)」です。
一つ難点がありまして、大人であれば風景だけで胸いっぱいになれるんですが、小学生低学年までの小さいお子さんには退屈極まりない…ということになるはずです。
でも、安心してください。
乗鞍は高原だけじゃありません。
小さなお子さんでも十分に楽しめるスポットもありますから。
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目次
乗鞍高原で子供でも退屈しないのが「乗鞍BASE いがやレクリエーションランド」
乗鞍BASE いがやレクリエーションランドは2018年4月にオープンしました。正確にはリニューアルオープンなんです。

それまでは「いがやレクリエーションランド」との名称で、レストランやスライダーを有する施設でした。
※スライダーは、ボブスレーのような一人乗りのソリで、それなりに楽しかったんです。ただ、1回500円は高すぎたと思います。「乗鞍BASE いがやレクリエーションランド」では、そのスライダーはなくなっていました。
おそらくダントツ人気はアドベンチャーパークです。
最近、いろんなとこで流行りのアスレチックです!森の木々と自然の地形を生かして設計された樹上のアスレチックなんです。
木から木へと移動しながら様々なエレメントにチャレンジできます。
日常では味わえないドキドキわくわくの冒険を満喫できますよ。
小3の娘も乗鞍に行く前から、ワクワクで楽しみにしていました。

スタート地点の高さはわずか5メートルほどなんですが、やはり慣れていないと高度感をけっこう感じます。
小さい子で、高いところが怖いのなら挑戦しない方がいいと思います。
普段から、我が子は高所が苦手かどうかはわかりますよね。

何とかなるかなぁって思ったけど。
いきなりリタイアでした…
泣きべそをかいている娘を叱咤して進ますことは虐待みたいなものですからね。
母親ともども、2人を下におろしてもらいました。
ただ、ここの安全システムが、いったんワイヤーに器具をかませると終点まで外せないものなんです。
スタッフだけが持つ特殊な器具で取り外してもらい、ザイルで下まで下してもらいました。
※ですので、もし足を踏み外したとしても安全面での対策は大丈夫です。
外れませんからね!
※個人的に、昔は200メートルほどの岸壁を登っていました。でも、我が子が高いところに登るのは怖いですねぇ。5,6メートルの高さにいる我が子を見て足がすくみました。
外れませんからね!
※個人的に、昔は200メートルほどの岸壁を登っていました。でも、我が子が高いところに登るのは怖いですねぇ。5,6メートルの高さにいる我が子を見て足がすくみました。
まだ娘は比較的低いところで、リタイアしたからいいのですが、10メートル以上の高さの箇所もありました。
もしも、このアスレチックを利用されるのなら、お子さんたちのやる気や技量や高さへの適応性をよ~く観察しておきましょうね。
⇒身長制限や体重制限もあるので公式サイトで確認してくださいね。

始める前は、けっこう張り切っていたのですが。
小さい子でも安心して楽しめるのがキッズアドベンチャーです。

どこにでもあるかもしれませんが、こんな他愛ない施設に小さな子は大喜びですよね。
お父さんもお母さんも、安心して遊ばせることができます。
なお、こちらの施設は無料です。

乗鞍岳みたいな雄大な自然のもとでのアスレチック施設は、そうそうありませんよね。
大人でも、その自然の下で童心に帰れそうな気がします。

乗鞍と言えば三本滝ですね。
三本滝は、3本の河川の合流地点の直近にあります。その名称の通り、3本の滝が横に並んでいますよ。

三本滝へは、この三番滝レストハウスから向かいます。
三本滝は日本の滝百選の1つになっています。
ただ、ちょっと歩く必要があり、三本滝レストハウスから1時間ちょっとかかります。
20年ほど前に行ったときは晴天だったので行けましたが、あいにく雪が降ってきました。
娘も小3と小さいし、道は雪だらけです。
もとより三本滝まで行くことは想定していませんでした。

雪降っているんです。後ろは乗鞍高原スキー場です。
白骨温泉との分岐にある「乗鞍観光センター」あたりは快晴だったのですが、やはり乗鞍って北アルプス領域なんですね。ちょっと車で登ったら雪が降っているなんて。
ちなみに訪れたのは5月連休なんですよ。
なお、三本滝は乗鞍高原の最上部に位置していて、「善五郎の滝」「番所(ばんどころ)大滝」とともに「乗鞍三滝」と言われています。
乗鞍を訪れて、余裕があったらぜひ3つとも見学してください。
乗鞍高原の散策では牛留池は外せません。
牛留池(うしどめいけ)は乗鞍高原のトップクラスのビューポイントです。
良く晴れた日で、風がないときに、牛留池に乗鞍岳の雄姿が映し出されます。
「逆さ富士」ならぬ「逆さ乗鞍」です。
うまく撮れると、写真を逆さにしても全く違和感がないんですよ。
しかし・・

おまけに乗鞍岳の頂上は見えずじまい…
以前も5月連休に乗鞍を訪れたのですが、その年は積雪が少なかったせいか見事な「逆さ乗鞍」を堪能することができました。
なお、牛留池を散策するなら早朝をお勧めします。
なぜなら、山の風景は昼前頃からガスってきます(雲が湧くって意味です)ので、どうしても乗鞍岳の山頂が見えにくいからです。
また、空気の澄んでいる早朝の方が「逆さ乗鞍」がくっきり見えるからです。
乗鞍の一の瀬園地で昼食を食べるなら「座望庵(ざぼうあん)」がおすすめ!
一の瀬園地の入り口付近に「ネイチャープラザ一の瀬」という食事処もあるのですが混み合います。それなら、駐車場の規模も十分(50台なんて余裕)な座望庵でくつろぐのがおすすめですよ。


きのこそば

ふきのとうの天ぷら

特製ラーメンの食べかけ
もちろん、メニューは知れていますが、ホッコリしますから。
私が座望庵をよく訪れるのは、常宿のマスターが座望庵でお手伝いをしているからです。ペンションのマスターなんですが、ちょっと手がすく昼過ぎから少しだけ手伝っています。
年の割にとてもスリムでシャキッとした感じの人です。
⇒そのスリムなマスターが営むのが、一の瀬園地から至近のペンションオレンジペコです。
年の割にとてもスリムでシャキッとした感じの人です。
⇒そのスリムなマスターが営むのが、一の瀬園地から至近のペンションオレンジペコです。
今回の旅行では、温かい蕎麦やラーメンを注文しましたが、やはり乗鞍では5月連休でもちょっと冷え込みます。
温かい食事が嬉しかったです。
腹ごしらえのあとは、一の瀬園地の奥へと散策です。
乗鞍の一の瀬園地を5月連休頃に訪れるなら水芭蕉の群生が迎えてくれます。
いや~、今回はダメでした。4月に3,4回も雪が降ったとのことで、開花がまだまだでした。

例年なら実に見事な水芭蕉の群生が見られるのですが…

⇒コースガイドです。Dコースの一の瀬周遊コースを参考にしてください。
※「女小屋の森」の水芭蕉群生地を目指します。
※通行止めの箇所が記載してあります。でも座望庵に車を止めて北へ歩けば、橋を渡って「小梨の径」に出られます。
※通行止めの箇所が記載してあります。でも座望庵に車を止めて北へ歩けば、橋を渡って「小梨の径」に出られます。


ん?

たくさんの鳥の巣??
違いました。「ヤドリギ」という半寄生性の木でした。
ヤドリギはいろいろな木に寄生して、その親木の枝から水分や鉱物的な要素を摂取してその枝の上の方に成長します。
絶えず枝を二つに分けて成長していきながら、光や重力に関係なくもつれた球体状に成長するんです。
最初は「鳥の巣?」と大きな声で言ってしまいましたので、今思うと恥ずかしい…
さいごに
どうでしょう?乗鞍は年中楽しめます。
その風光明媚な景観でホッコリします。
温泉も素晴らしいです。
ぜひ、一服の清涼剤を求めて乗鞍を訪れてみてください。