かれこれ10回くらいは通っています。
最初、「そばの里奈川」は偶然に見つけました。
乗鞍高原に初めて行くときに、上高地乗鞍スーパー林道から行ってみました。
野麦峠との分岐のちょっと手前に、目を引くお店があったんです。
それが「そばの里奈川」でした。
当時は何にも分かっておらず、普通の温かい山菜そばを注文しました。
!!!(*_*) 蕎麦の風味が、温かいお蕎麦なのに十分感じられました。
初めての体験でした。そばの風味が感じられる温かいお蕎麦!
奈川に住むおばちゃん(おばあちゃん!?)たちが一生懸命に作ってくれるお蕎麦なんですよ。
なんでも奈川にお嫁に行くときは蕎麦を打てないと、嫁とは認められないという風習があったそうです。ですので、おばあちゃんたちの打つ蕎麦の美味しいことといったらありません。
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目次
とうじそばの絶品どころ、そばの里奈川は結構な山の中にあるんです。
そばの里奈川のとうじそばは絶品なんですが、かなり山深いところにあります。あの「女工哀史」で有名になった野麦峠を訪れるとか、乗鞍高原で遊ぶという計画の途中で寄りましょうね。
地理的な位置を確認してください。
↓ ↓ ↓
ちなみに私は京都府在住ですので、中央道の中津川インターで降りて、国道19号線の「藪原」交差点から県道26号線に入るのが常となっています。
地図をご覧になるとわかるように、かなり山懐に抱かれたところに「そばの里奈川」はあります。
上高地、平湯温泉、乗鞍高原、野麦峠に観光に行く途中で寄るには最適ですので、計画に取り入れてみてください。
とうじそばの食べ方は実に簡単なんですよ!
食べ方が分からなければ、お店の方が丁寧に説明してくれますからご心配なく!実演画像をご覧くださいね。

ほどなくして、お出汁がくるんです。
お出汁の熱々をキープするところがミソです。

これを画像のように、独特の網杓子に入れます。
そしてお出汁の中でしゃぶしゃぶとするんです。
しゃぶしゃぶする時間は好みでかまいません。
お蕎麦自体はもちろんゆがいてあるのでそのままでも食べられます。
お出汁にくぐらせるのがとうじそばなんですよ。
※一説によると「投じ入れる」から「とうじそば」になったんだとか…

おっと、忘れていました。お椀が出されますので、最初にお椀の中にお出汁を入れた方がいいですよ。そしてお好みでしゃぶしゃぶしたお蕎麦をお椀の中に入れてください。
お蕎麦が美味しいのはもちろんのこと、お出汁が絶品なんです(^^♪
そばの里奈川のとうじそばは絶品なんですが、お出汁の味は10年前と変わったかも!?

とっても美味しいお出汁です。
今までに7,8回おじゃまして、今回は10年ぶりくらいに行きました。
妻と意見が一致したのですが、お出汁がマイルドになったかもしれません。
以前のお出汁はちょっと辛め(関西の表現です、関東ではしょっぱいと言いますよね)で、旨味も強かったと思います。
今風の減塩のお出汁を開発したのかなぁと考えました。
もしかしたら味は変わっていないのかもしれませんが…
ただ、私個人的には、以前の辛めのお出汁の方が好きです。
メニューに「とうじそばを食べた後のおじや」の表記がありました。
ひょっとすると、おじやを美味しく食べるためにお出汁をマイルドにしたのかもしれません。
私は今回、おじやにはせずに、白飯を一つ頼みました。
白飯の上に残ったお出汁を思い切りかけて、かきこみました。
それはそれで、とても美味しかったです(笑)
※お出汁を変えたかどうかは、さすがにお店の人には聞きにくい内容でした。
でも、また行くときには聞いてみようかなと思います。
そばの里奈川のおすすめサイドメニュー

何の肉かなぁ?ってちゃんと聞くべきでした。
でも、多分ぶたです。馬のモツ煮のような気もしたんですが。
間違いなく牛ではありません。
そばの里奈川のあたりは、やはり豚か馬を使うんでしょうね。

そばの里奈川の外観です。

火曜日定休です。



建物の横にデンと見事な水車があったんです。
でも、水流の不足で水車が回らなくなったこと、老朽化で傷んできたこと…などから切り取られたそうです。
※店員さんの話では2017年か2018年に処分されたとのことです。
とても残念でした。
あの水車って本当にシンボルでしたから。
さいごに
うまい蕎麦が食べたい、そしてついでに旅行もして温泉にも入りたい!と思った時にはぜひ『そばの里奈川』に立ち寄ってみてください。蕎麦好きの味覚を裏切ることはありませんから。