発達障害の子を持つ親が小学校とうまく付き合うと子供のためになる!

小学校就学を迎えると、定型児でも親は色々と心配なものでしょうが、
発達の特徴を持つ子の親はそれ以上に心配と不安でいっぱいです。



注意欠陥多動性障害(AD/HD)の特徴を持つ子は、立ち歩きなどで授業の邪魔をしてしまわないか心配でしょうし、自閉症スペクトラム(ALD)の特徴を持つ子は、友達や先生とのかかわりや指示に従えるかどうかが心配になると思います。



まず最初に、通常学級か支援学級かで迷うと思いますが、学校側から「支援学級」を進めてくることはほとんどありません。
就学前に学校側と相談し、その子にあった方を選んであげるとよいでしょう。



AD/HDとALDを併せ持つ発達の特徴を持つ我が家の息子たちは、特別支援枠で2人とも通常学級に通っています。

通常学級でも支援学級でも、保護者と担任の先生(学校)とで協力し、共通理解を図りながらサポートしていくことが大切です。



今回は、私の経験から学校側との上手なかかわり方、学校・担任との関係性の大切さをまとめたいと思います。

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発達障害の子が通常学級で過ごすメリット・デメリット


通常学級でも、支援学級でも共通して大切なのは、学校と担任の理解ですが、それぞれメリットとデメリットがあります。



我が家は通常学級に在籍しているので、ここでは、通常学級でのメリット・デメリットをお話しします。

まず、デメリットは「個別」に指導してもらうことはできないことです。
他の子同様、次の授業の準備や移動などをスムーズに行わなければなりません。



ただし、サポートの先生をつけてもらえるように希望を出すことはできます。
希望を出したからとは言え、確実につけてもらえるわけではありませんが、
長男は、低学年のうちはサポートの先生がそばについていました。



発達の特徴を持つ子は、その特徴からうまくできないことが多く、
どうしても「注意」を受けてしまうことが多くなってしまいます。

場合によっては、周囲の友達から、
「いつも怒られている子。ダメな子。できない子。」
というレッテルを張られてしまうこともあるのです。



逆に、特別扱いはよくありませんが、周囲の友達の理解と協力を得ることができると、
それは偉大な力になります。

我が子たちは友達の優しさに助けられながら学校生活が送れています。
すべての子がそうではありませんが、これは、通常学級ならではの一番のメリットではないでしょうか。

サポートブックで担任とつながりましょう

入学や進級すると、担任に「知ってもらうこと」からはじまります。

早い段階で担任との面談をお願いすることの他に、サポートブックを作成することもおすすめです。



サポートブックとは、子供の特徴をまとめた「説明書」だと思ってください。
インターネット上でサポートブック用のテンプレートもあるので、それをダウンロードして作成するのも良いでしょう。



私は、進級で担任が変わっても、そのまま引き継ぎで渡せるように、一冊の薄いノートにまとめてあります。
子供の特徴や、対応・対策法などを簡潔にまとめるのですが、
サポートブックでも、口頭でも、注意点を伝える上で気を付けたいのが、
「~しないでください。」「~させないでください。」
といった、指示するような伝え方をしないことです。


あくまでも「サポート」なので、「~すると指示が通りやすいです。」「~していただけると落ち着くことができます。」
それでも手に負えない場合は、連絡をいただければできる限り私も対応いたします・・
といったように、学校まかせではなく「こちらも協力します。」といった姿勢が好印象を与えます。

発達障害の子を持つ親と担任との関係性


子供たちにとって「担任」の影響力は、発達障害があってもなくてもとても大きいものです。



定型児であれば、先生が嫌いでもそれなりに順応していけるかもしれませんが、発達の特徴を持つ子は、それができません。
この先生は「ぼく・わたしを理解してくれる」そう子供が思えることで、子供と先生との関係性はとても良くなりますが、逆に「先生は何もわかってない!」となってしまうと、発達の特徴を持つ子は不登校や、先生への反抗などが起こります。



そういった意味でも、大切なのは担任の「理解」ですが、直接学校生活を送る子供だけでなく、私たち発達の特徴を持つ子供の親は、「理解を得る」ために、親自身も担任との良い関係を築かなければなりません。



そして、学校側への理解を示すことも忘れてはいけないことです。
普通学級の担任は、支援学級と違い、1人で30人前後の子供たちを見ることになります。

我が子が通う学校では、校外学習などで「山や川」などに行くような授業があり、担任の他に、手の空いている先生も引率しますが、先生方は他の子供たちも見なければなりません。

そういった場合、我が家では学校側と相談したうえで、子供のプライドも考え「みんなのお手伝い」として、危険のないよう、私が一緒に「同行」させてもらうようにしています。



「そこまで親がしなきゃいけないの?」と思うかもしれませんが、いいえ!そうではありません。

これは私ができる環境にあるからこそできているだけのことで、
大切なのは、決して学校まかせにせず「家庭も協力します。」
という姿勢です。



できないときには、できないなりの対策を先生と相談しています。



時々、我が子が何か問題を起こしてしまった時、
休み時間中のことでも「どうして見ていなかったのですか?」など、学校側に「責任」を押し付けるような発言をする親御さんもいますが、考えてみてください。
保育園とは違い、四六時中、先生がついてまわるわけにもいきません。



発達障害の特徴というのは「しつけの問題」ではありませんが、「正しい行動を教える」ことが必要です。たとえ、学校内で起こった出来事でも「教える」のは先生だけでなく、基本「保護者」の仕事でもあります。



学校の状況も把握せず、自分では何も動かない学校まかせな保護者と担任との間に良い関係は築けるでしょうか?



学校・担任と家庭との連携と共通理解

担任の理解が大切なのはもちろんですが、それ以上に大切なものが学校・担任と家庭との連携と共通理解です。
・どんな学校生活を送っているか
・どんなことに困っているか
・どんな工夫をしていったらよいか


学校と保護者の間で情報を共有し、一緒に考えていくことが大切です。



せっかく担任が一生懸命頑張っていても、
または、保護者が一生懸命頑張っていても、
学校との連携・共通理解がなければ意味がありません。

先生の言うことと親の言うことが違えば、子供は何が正しいのかわからず悩んでしまいます。

発達障害にはスクールカウンセラーの利用がベストなことも

保護者が一生懸命働きかけても、学校や担任によっては「理解が薄い」時もあります。



残念なことに、我が家の次男は、新しく転任してきた担任に間違った解釈をされ「体罰」を受けてしまいました。

我が家の場合は「体罰」という最悪な形でしたので、校長・教頭だけでなく、教育委員会も介入しての解決策を学校側と相談しましたが、学校側・担任の理解が薄く、良い関係が築けないという場合もあると思います。



そういう場合には、各学校には「スクールカウンセラー」がいると思うのでスクールカウンセラーに相談するのも良いです。

我が家は、月に何度かいらっしゃるスクールカウンセラーと、学校間連携コーディネーターとも面談しています。



私は基本的には、感謝を示すことを心がけていますが、
性格上「先生それは違うんじゃない?」と思った時には
つい、その場ではっきりと言ってしまう悪いところがあります。

後で、フォローを入れ謝罪していますが、
時に「お母さんからこう言われてしまった…」と先生が落ち込んでしまうこともあり、
反省することも多いです…。



直接学校側に話すと角が立ってしまいそうなことも、専門の先生から間に入ってもらうことでうまくいくことがあるので利用できる制度は利用しましょう。

さいごに

発達の特徴を持つ子供の親は、「迷惑をかけてしまっている。」という思いから、不満があっても「低姿勢」になってしまいがちです。



もちろん、低姿勢であることは大切なことですが、我が子のためにならないことをされても低姿勢でいることには疑問を感じます。学校まかせにするのも問題ですが低姿勢すぎることも問題なのです。

・家庭の考えと希望
・学校の考えと希望

これらを、しっかりと伝え、聞き入れて、相談しながらうまく学校と付き合っていくことが子供の成長に繋がるのだと思います。



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