子どもが2歳に近づくと、食事やお出かけや着替えやお風呂など、
スムーズにできていたことに時間がかかるようになります。
もう出かけなければならない時間に自分で靴を履こうとしたり、
着替えをするのもしないのも嫌だと言われて困り果てたことが何度もあります。
『早くして!』なんて言おうものなら、子どもの癇癪が大爆発します。
お母さんは「じゃー、どうしたらいいの?」ってなってしまいますよね。
毎日イライラし通しでしたが、2歳児に理詰めの説得なんて100%不可能です。
可愛い我が子にイライラをぶつけて、毎日のように怒鳴るなんてしたくないですよね。
2歳の我が子が癇癪を起こして、お母さんがそれにつられてイライラをつのらせる・・
そんな負の連鎖を乗り切るコツを探ってみます。
スポンサーリンク
目次
2歳児が「魔の2歳児」に変身してイヤイヤする理由とは?
2歳が近づくとどんどん大変になっていく育児。よく「魔の2歳児・2歳児のイヤイヤ期」などと言われています。2歳になるまではご飯を食べる、着替える、出掛ける、お風呂に入る、寝る、など予定通りに進められたことが多かったのではないでしょうか。もちろん、まだ赤ちゃんみたいなものですから、泣くことも多いのでけっこう大変です。でも、拒否をされるということは少なかったはずです。
自分でしたい
2歳近くなると、自我が芽生えて「自分でしたい」と思うようになります。ですが、まだ2歳ですから、うまくはなかなか出来ません。
そのため、時間がかかったり、子供自身がイライラしてしまって泣きだしたり怒りだしたりするわけです。つまり、癇癪の爆発ですね。
そこで親がやろうとすると、自分でしたいので更に「イヤイヤ」が加速してしまい、なにを言ってもしても拒否されてしまうことになります。
言葉が伝わらない
2歳になると、だんだん言葉が出てくるようになります。しかし、まだ思ったことをうまく伝えることは出来ません。
理解力があるだけに、伝えられないということにイライラしてしまいます。
そんなストレスから、なんでもイヤと言ってしまったり、泣きわめいたりしてしまうのです。
2歳児の子育てにイライラしてしまうのはどんな時?

うまく出来なかったり、伝えられないためにしてしまう子供のイヤイヤですが、理由がわかってもどうしてもイライラしてしまうお母さんは多いのではないでしょうか。
私も、「子どもがイヤイヤ期なら私はイライラ期だ!」といつも思っていました。お母さんがイライラする時とはどんな時でしょうか。
時間がない時
自分で靴下を履きたい。自分で靴を履きたい。カギを閉めたい。自分でやりたい意欲は果てしないものです。
全てをさせることが出来ないこともありますし、させてもうまくいかないこともあります。
そうすると、子どものイヤイヤスイッチはONです。
なにをしても泣くばかり。どんどん時間がなくなっていきます。
出かける時間が迫っている時に、子どもが言うことを聞かなくなってしまうと、お母さんはイライラしてしまいます。
どちらも嫌
何をするのも嫌と言われる時ほどイライラすることはありません。「食べるのも嫌、食べないのも嫌」
「お風呂に入るのも嫌、入らないのも嫌」
こんなことはしょっちゅうです。
どうしたらいいのかわからず、お母さんは疲れ果ててしまいます。
嫌ではないことも嫌
本当は嫌ではないのに嫌と言ってしまうことがあることも知っておかなければいけません。どう考えても欲しいであろうお菓子を、いらないと言うことがあります。
いらないと言うから直したのに、お菓子を直したことに泣きわめいたりします。
子どもの言葉通り受け取ってしまうと、お母さんとしてはわけがわからずにイライラしてしまうことになります。
子育てにイライラしない方法とは?

イライラしてしまう2歳の子育てですが、出来ることならイライラしたくないものですよね。イライラしない方法や対処法はあるのでしょうか。
時間に余裕をもつ
時間がない時にイライラすることが多いということは、少し早めに行動するといいかもしれません。出発時間を早めにしてみましょう。
イライラしてしまう原因かもしれませんが、子どもの自分でやりたい意欲を見守ってあげたいと思うのも本音かと思います。
やらせてあげられるような時間配分で計画を立てましょう。
もし準備が早く出来たら、余裕があるので心穏やかに出発が出来てお出かけを楽しむことができるのではないでしょうか。
共感してあげる
自分の悩みを誰かに相談をした時に、「わかるわかる」と言ってもらえると、ホッとしたり心が軽くなることってないですか?子どもも一緒です。やってみたけど出来なかった時、伝えたいのに伝わらない時、子どもに共感してあげてください。
「これ難しいよねー」「わかるよー」「こうしたかったんだよねー」
そんな言葉をかけてあげると、自分の気持ちをわかってくれた、受け止めてくれたと感じて、入りかけたイヤイヤスイッチも落ち着いてくれるかもしれません。
時間を置く
どうしてもイヤイヤが激しくなった時は、何を言っても聞こえません。少し落ち着くのを待つことも必要です。
なにか家の用事などをして落ち着くのを待ってみましょう。
そのまま泣きつかれて寝てしまうこともあるかもしれませんが、その後起きてイヤイヤが続くということはまずありません。
時間を置いてみると、あっさりしてることもありますよ。
イライラしたら離れてみよう
あれこれ色々な手段をもってしても、子どもがが落ち着かなければ、お母さんもイライラしてしまうのは仕方がないことです。そんな時は、別の部屋へ移動してみましょう。
お母さんがエスカレートしてイライラしてしまうと、子どもは絶対に落ち着きません。
別の部屋で深呼吸をして心を落ち着かせてから戻りましょう。
数分でも離れると、冷静になれますよ。
気分転換をしよう
毎日毎日、子どものイヤイヤに振り回されていれば、疲れてしまうのも当然です。ましてや、赤ちゃんの頃からの寝不足が続いているお母さんがほとんどです。
お父さんや親や一時預かり所などを利用して、自分の時間を作ってみましょう。
リフレッシュすることはとても大切なことです。
家事は手抜き
育児も家事も完璧にこなすことは、不可能です。育児を適当にする気にはなれないですよね。
それならば、家事を手抜きにしちゃいましょう。
「今日はイヤイヤが激しかったから、夕飯1品くらい買ってきちゃおう。」
「昨日疲れたし、今日の掃除は明日に回そう。」
子どもが自分のことを出来るようになるまでは、そんな感じの家事でもいいのではないでしょうか。
そのためには、どんな毎日を過ごしているか、子どもの状態等を、お父さんと話しておくことが必要ですよ。
お母さんの笑顔で子どもも笑顔に^^
毎日イヤイヤの連続で本当に大変ですよね。子供にあたってしまったりイライラしてしまうのは仕方がないことです。
でも、子どももイヤイヤしたくてしているわけではないのですよね。
成長しているからこそなのです。
共感してあげることや、時間に余裕をもつこと、一度時間を置くことが、お母さんがイライラしないポイントです。
イライラしちゃった時は、一度離れて深呼吸です。
家事の手抜きもたまにして、気分転換はしっかりやりましょう。
そうすると、お母さんの笑顔も増えるはずです。
子どもはお母さんの笑顔が大好きです。
お母さんが笑顔だと、子どもも笑顔になれるのではないでしょうか。