子育てにおいて、悩むことが多いのが「子どもの叱り方」ですよね。
最近では、いろんなメディアが子育ての情報を取り上げていて多くの育児法が話題になっています。
あなたもテレビなどを見ていて目にする機会が多いのではないでしょうか?
でも、正直にどれが正しいかなんて自分じゃわからないことがほとんどですよね。
「何度か試したことはあるけど続かないし」と、自分に合った育児法を見つけられずにいるママもきっと多いはずです。
今回は、「子どもの叱り方」に注目したいと思います。
さっそくですが、一度あなたが子どもを叱っている場面を思い出してみて下さい。
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間違った叱り方をしている?
現代では、いろいろな育児法をみかけますが、それぞれにいいところがあるように感じます。子育てにおいて、「これがもっとも正しい」というのはないのではないでしょうか。
ですが、
「叱り方」は子どもにとって間違ったやり方になってしまっている場合があるんです。
あなたは、ショッピングモールなどで暴れまわる子どもに「しつこい!」
と声を荒げている親を見かけたことがあるかもしれません。
自分の子どもがわんぱくな子であれば、
見ていて親の苦労に勝手に共感してしまうのではないでしょうか。
でも、いきすぎてしまうと怒っている状態になりかねませんよね。

「叱る」と「怒る」は別ものであると考えなければいけません。
あなたは、叱るとき少し感情的になっていませんか?
「どうしてダメだと言ったのに同じことをするの!」
と言いたくなる気持ちはわかりますが
そんな時こそ、一旦落ち着いて深呼吸してみてほしいのです。
怒らない子育て
私も子育てをしていて感情に火がついて、何度言っても同じことをしでかす子どもに怒鳴ってしまったことがありました。
子どもは、あまりの恐さからか泣きじゃくってしまい、
手がつけられず途方にくれました。

泣きやんで落ち着いた子どもに、
私は「どうして同じことをするの?」と聞いてみました。
すると、子どもは「だっておもしろいから、やりたかったんだもん」と、
とても素直な答えが返ってきました。
そして「どうしてお母さんはあんなに怒ったの?」と聞かれたのです。
その時に私は、あれはダメだこれはダメだと言いすぎてしまっているのかもしれないと気付かされました。
きっと、子どもはダメだと言われていても「どうしてダメなのか」という理由がわからないから同じことを何度も繰り返ししてしまうのではないでしょうか?
せっかく、あなたが子どもを想い、正しいことで叱っているのに感情に支配されてしまって
叱ることよりも、怒ってしまっている状態になっているのなら、
本当にあなたが伝えたいことが、子どもには伝わっていないことが多いでしょう。
もしそうだとしたら、親としてとっても残念ですよね。
私はその日から、子どもが悪いことをしたときに怒る前に、
まずは話すことから始めました。
子どもは、大人に比べてはるかに無知で知らないことばかりです。
私たち大人からしたら、誰でも知っている常識やマナーですら誰かに教えてもらわないと、
子どもは勝手には学びません。
まず、どうしてそんなことをしたのかということを聞き取り、子どもの気持ちを理解してあげましょう。
「そうだったんだね」「そうしたくなる気持ちはわかるよ」と子どもに対して相槌を打つのです。
そうすることで、あなたも子どもの考えが少しずつ見えてきますし難しいことじゃありませんよね。
また、子どももあなたに対して「ママは話せば自分をわかってくれる」と信頼するようになるでしょう。
そして、怒らない子育てでいちばん大切なのが、悪いことをしてしまった理由を聞いた後に
「でも、それをされてママは悲しかったよ」という風に、それをした結果、
相手がどういう気持ちになるのかをしっかり伝えることです。
子どもに、「こういうことをしたら怒られる」という思考回路を作るのではなく
「こんなことをしたら相手が悲しむんだ」という思考にチェンジさせてあげることで
似たような場面でも、子どもが自分から考えて行動し相手が嫌なこと、
悲しむ結果になることをしなくなるのではないでしょうか。
実際に、「こういうことをしたら怒られる」という思考の子どもは、
「どうしたら怒られないか」という考えに変わり、同じ方法ではなくても、
結果的には同じことをして怒られてしまうという負のスパイラルにはまるのです。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回は子育ての「叱り方」に焦点をおいて「怒らない子育て」を紹介してみましたが、はじめに言った通り
子育てには、良くも悪くも正解なんてないですよね。

子どもを叱るのも愛情があるからこそ、なせる技だと私は思っています。
しかし、いつも落ち着いて対応できるわけじゃありませんよね。
そういう時こそ、子どもとのコミュニケーションをしっかりと取ることで
感情に火がつかないようなワンクッションになり、
あなたの余裕に繋がるのではないでしょうか。