毎年まだまだ寒い季節に、桜よりも早く春を届けてくれる梅の花☆
奈良県では古くから多くの人々に愛されてきた梅林があります。
それが月ヶ瀬梅林^^
赤や白の梅の花が満開になると、それはそれは見事な梅林の風景が
大パノラマで目の前に広がります。
そして、月ヶ瀬では、梅の花の見ごろに合わせて
「梅まつり」や、他にも様々な催しが行われ、
その時期はたくさんの観光客で賑わいます。
そんな月ヶ瀬梅林の魅力とともに、
絶対見逃したくない月ヶ瀬梅林の見ごろ、
梅林までのアクセスや駐車場をご紹介します。
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月ヶ瀬梅林の見ごろ

月ヶ瀬梅林の歴史
月ヶ瀬梅林の見ごろをご紹介する前に、少しだけこの素晴らしい梅林の歴史をご紹介します。
月ヶ瀬梅林の起源はとても古く、1205年(文久2年)に真福寺境内に
天神社を建立する際、菅原道真の好んだ梅を植えたのが始まりとされています。
そして月ヶ瀬梅林は1922年(大正11年)、
金沢の兼六園・奈良公園とともに
日本で最初の名勝に指定されました。
“名勝”とは鑑賞価値が高いとする土地のことです。
ところが、1969年(昭和44年)高山ダムの完成で梅林は分散します。
しかし、月ヶ瀬梅渓保勝会や観光協会などの様々な人々によって、
梅林の保全や梅の木の移植など、懸命な保護活動に支えられたおかげで
今では、月ヶ瀬湖の湖水と梅が織りなす調和の絶景が
見る人の目を楽しませてくれます。
なお、月ヶ瀬梅林は、1975年(昭和50年)には
奈良県立月ヶ瀬神野山(つきがせこうのやま)自然公園の
一部に指定されました。
と、簡単ではありますが、これが月ヶ瀬梅林の歴史です。
月ヶ瀬梅林の見ごろ
ご存知の通り、梅の花の見ごろはけっこう短いです。できれば梅の花が一番きれいな時期に行きたいものですよね。
※BGMが流れます。イヤホンをお忘れなく!
近畿地方では梅の見ごろは2月下旬から3月上旬あたりですが
月ヶ瀬では少し遅れての3月上旬から下旬あたりです。
とても寒いところなんです、月ヶ瀬は。
それでも月ヶ瀬の人々は年々開花時期が早まっているように
感じているそうです。
月ヶ瀬ではその見ごろに合わせて「梅まつり」が行われます。
期間は例年、2月中旬(通常は第三日曜日)から3月31日までです。
ちなみに、2018年は2月18日から3月31日までとなっています。
「梅まつり」の初日にはマラソン大会も行われます。
※つまり2月の第三日曜日ですね。
⇒月ヶ瀬梅渓早春マラソン大会公式サイト
残念ながら梅の開花にはまだ早いので、
「満開の梅林の中のマラソン」とはいきませんが、
月ヶ瀬橋から見る湖畔の景色もまた絶景ですし、
参加賞や豚汁なども用意されていて当日は大勢の人で
とてもにぎやかです。
月ヶ瀬梅林へのアクセスと駐車場

まずは、月ヶ瀬梅林の位置を確認してください。
梅林の見ごろの時期は大勢の人が訪れるので、車ではなく
なるべく電車やバスの利用の方がよさそう・・・と言いたいところですが、
電車やバスは、とにかく不便だと思います。
私自身、電車やバスで月ヶ瀬梅林には行ったことがありません(^^;)
期間中は臨時バスも運行されますが、
本数がほとんどありません。
帰りの月ヶ瀬梅林発のバス時間にも
絶対遅れることはできません。
⇒参考までに2017年の臨時バス運行表と駐車場マップです。
※PDFで開きますので、画面の上部からの操作で回転させたり、
右クリックで回転機能を使ったりして、見やすくしてください。
【ちなみに電車利用の場合】
・JR奈良駅⇒関西本線JR月ヶ瀬口駅(加茂駅乗換)乗車時間約40分⇒三重交通バスで20分(計1時間20分)
・月ヶ瀬口駅から徒歩だと約2時間(@_@;)
※加茂・亀山間は本数が減りますので、乗継にご注意下さい。綿密な計画が必要になりますよ。
・JR奈良駅⇒関西本線JR月ヶ瀬口駅(加茂駅乗換)乗車時間約40分⇒三重交通バスで20分(計1時間20分)
・月ヶ瀬口駅から徒歩だと約2時間(@_@;)
※加茂・亀山間は本数が減りますので、乗継にご注意下さい。綿密な計画が必要になりますよ。
【奈良交通バス利用の場合】
JR奈良駅・近鉄奈良駅から奈良交通バスの「尾山」または「梅の郷月ヶ瀬温泉」行きバスで約80分。
※たしかに「梅の郷月ヶ瀬温泉」行きのバスはあります。それに乗って「月瀬橋」で降りれば、月ヶ瀬梅林はすぐそこです。
しかし・・・臨時バスでない、通常の定期バスは、近鉄奈良駅では8:19、13:14、17:25発の3本だけです。★ですので、電車やバスの利用は、臨時バスなら何とかなりそうですが、それ以外の利用はほとんど絶望的な感じがします。
JR奈良駅・近鉄奈良駅から奈良交通バスの「尾山」または「梅の郷月ヶ瀬温泉」行きバスで約80分。
※たしかに「梅の郷月ヶ瀬温泉」行きのバスはあります。それに乗って「月瀬橋」で降りれば、月ヶ瀬梅林はすぐそこです。
しかし・・・臨時バスでない、通常の定期バスは、近鉄奈良駅では8:19、13:14、17:25発の3本だけです。★ですので、電車やバスの利用は、臨時バスなら何とかなりそうですが、それ以外の利用はほとんど絶望的な感じがします。
ですので、車の利用をお勧めします。月ヶ瀬梅林の近くには、
もちろん駐車場はありますが、割と早めに埋まるはずです。
できるだけ早く到着して、ゆっくりと駐車場を探してください。
⇒再度、月ヶ瀬梅渓のマップをご覧ください。
料金は500~600円のはずです。
※以前5,6回行ったことがあります。
梅林から離れたところでしたら、
月ヶ瀬湖(名張川)沿いを中心として
無料の駐車場もあります。
※月ヶ瀬橋の東にも西にもありますが、西側が狙い目です。
ただ、やっぱり月ヶ瀬梅林からは遠くなります。
2~3㎞ほどなら歩いても平気という方なら
景色を楽しみ、おいしい空気を吸いながら歩くのも
いいかもしれません。
ただ、ちょっと歩いてもいいなって方には、
月ヶ瀬温泉の駐車場がお勧めです。月ヶ瀬梅林まで
1kmちょっとですから、子どもさんでも十分歩けますね。
無料ですし、そのまま月ヶ瀬梅林に行くことに気が引けるのなら、
戻ってから温泉に入ればいいんです^^
でも、土日は梅林も温泉も混みますので注意してください。
まとめ
いかがでしたか?まだまだ寒い時期でもたっぷりと春を感じられそうですね。
しかし、行くからにはしっかりと下調べはしていきたいものです。
月ヶ瀬観光協会のホームページでは梅の開花状況がチェックできたり、
月ヶ瀬梅林の最新マップなども見ることができるので、
ダウンロードしてプリントアウトしたものを持って行くと便利ですよ。
⇒月ヶ瀬観光協会ホームページ
月ヶ瀬梅林とその風景は幾年月もの間、国や自治体、そして地域の
人々により守られてきた歴史ある貴重なものです。
このような素晴らしい梅林はこの先いつまでもずっと受け継いで大切に
されていくのではないでしょうか。
そんな月ヶ瀬梅林を私たちもいつまでも楽しみにして訪れたいですよね。