小学生になると体育の授業で
持久走、マラソンなどが
ありますね。
※マラソンと言っても比較的長距離を走ることです^^
当たり前ですよね。小学校ではどこでも長距離走を
マラソンって呼んでいます。
ひょっとしたら幼稚園や保育園でも周りの道路が危なくないなど、
立地条件が整っているところでしたら、マラソンはすでに
経験済みかもしれません。
マラソンって、徒競走とあわせて、苦手だったり、苦痛だったりする
子どもが多いと思います。
でも、長距離走のマラソンは、トレーニングのやり方によっては
能力があがりやすく、楽しくなるスポーツのひとつです。
小学校のマラソン行事で完走するため、マラソン行事で上位を狙うため、
もしくは子どもの「体力作り」「精神力アップ」のために
気軽な気持ちでトレーニングを始めてみてはいかがでしょうか?
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目次
小学校低学年向けのマラソン練習メニュー

お子さんのやる気を出す
当然のことですが、小学生低学年のお子さんにはまだ本格的なマラソン練習は必要ありません。
※長距離練習のことです^^
お子さんがやる気になったら、まず、トレーニングを始めるという事を
褒めてあげましょう。
走るコースや距離も一緒に話し合って決めます。
決めたコースを走ることができたら
「よく頑張ったね!」
「運動したらご飯が美味しいね!」などと、
言葉をかけてあげてください。
さらにやる気が促されるはずです。
日本陸連:小学生の持久走についてのガイドライン
さて、「日本陸上競技連盟」では、小学生の長距離・持久走についてガイドラインが定められています。
学校の先生でもない限り、ご存知の方はまずいらっしゃらないと思います。
↓↓概要はこちら
- トレーニング頻度は週に2、3日
- 1日のトレーニング時間は1.5時間程度
- 総走行距離は5kmを超えてはいけない
- 高温多湿(気温28度以上、湿度60%以上)
環境でのトレーニングは避ける - トレーニングは土、芝生の上で行う
- 適切なシューズを用いる
- 無酸素運動を避ける
- 心疾患、骨形成異常や四肢の筋力低下がないこと
- 持久力向上の運動療法として「5分間走」をお勧めします
- 指導者へ教育がなされること
※PDFで開きます。
あくまで指導者向けのガイドラインですが、
おうちでトレーニングをする時でも、上記のガイドラインを
参考に安全面に充分気を付けて、行ってください。
週2,3回というのはわかりますが、1回のトレーニング時間
の1.5時間はとっても多いですよね。
おうちではせいぜいトータルで30分くらいでしょうね。
ここで少し疑問が浮かびませんか?
日本陸上競技連盟で推奨されている「5分間走」ですが
5分間で小学生低学年の子供がいったいどのくらいの距離を
走ることができるのでしょうか?
調べてみました。
小学校2年生の1km走の平均が5分ジャストでした。
5分間あれば、けっこう走ることができるんですね。
始めは、5分間も走らずに2分、3分と時間を伸ばしてみても
いいかもしれません。
もしも、パパやママが付き合うとしても、普段運動していない
パパやママでしたらそんなに走れませんから^^
おうちの近所で正確な距離を測るのは、なかなか難しいので
時間で調整してみるのは分かりやすいかもしれませんね。
お子さんが、1人で走るのは心細い・恥ずかしいといった場合は
最初はママと一緒にまたは兄弟でトレーニングしても
いいかもしれません。
小学校低学年のマラソン練習メニュー
ここで小学校低学年におすすめの練習メニューをご紹介します。
距離は正確にわからないでしょうから、
何回か違うコースを走ってみて、『5分で1km』
をおおよその目安にしてみてください。※無理は厳禁です。
小学生のマラソン練習メニュー
- 全身のストレッチを行います。筋肉をちょっとほぐしてから
リラックスした気分でマラソンを始めます。 - その日に決めた場所まで、
決めたコースを通って走ります。一定のリズム、フォームがくずれないように走りましょう。無理のない距離で。 - 目的地で休憩
- 帰りは、歩いて帰宅。トレーニングに余裕が出てきたら
帰りも、一定のリズム、フォームがくずれないように
走りましょう。 - 全身のストレッチをして終了です。
小学生、特に低学年のときは、走ることだけが目的の
トレーニングはなかなか難しく長続きしません。
子どもの気持ちを優先して、それに合わせるとうまくいきますよ。
やる気が出ないときは休んだらいいだけです^^
小学校低学年のマラソン距離とタイムは?

体育の授業で行われるマラソンの距離は
いったいどれくらいなのでしょうか?
- 低学年 500m ~ 1km
- 中学年 1km ~ 2km
- 高学年 2km ~ 5km(相当バラつきあり)
課外行事としてのマラソンになると、それよりも
若干距離が伸びることもあるようです。
また、小学生が1kmを走る平均タイムも調べてみました。
- 1年生 5分15秒
- 2年生 5分00秒
- 3年生 4分45秒
- 4年生 4分30秒
- 5年生 4分15秒
- 6年生 4分00秒
15秒ずつ早くなっていくようです。
あくまで平均ですが。
参考までに全国大会に出場する小学校高学年の
タイムも調べてみました。
前述のガイドラインでは、全国小学生陸上競技交流大会には中・長距離種目
を採用しないことが謳われています。1999 年 3 月から「全国小学生クロスカン トリー・リレー研修大会(距離は 1500m )」が開催されています。
を採用しないことが謳われています。1999 年 3 月から「全国小学生クロスカン トリー・リレー研修大会(距離は 1500m )」が開催されています。
「日本陸上競技連盟」主催の
「全国小学生クロスカントリー・リレー研修大会」には
全国から選出された50チームが参加しています。
6区間(1区間1.5km)の総合タイムで順位が決定され、
区間ごとの個人タイムも男女別で発表されています。
男子のトップは5分02秒(1.5km )
女子のトップは5分20秒(1.5km )
単純に1kmで計算すると
男子が3分20秒・女子が3分30秒になります。
一般的なタイムと比べてみると、30秒も早くゴールできる
ということになります!
高学年の全国レベルにもなるとさずがに早いですね。
まとめ

小学校低学年はまだまだこれから身体ができあがるところです。
筋肉を必要以上につけるトレーニングは
決しておすすめできません。
基礎体力と精神力を上げるために
楽しくトレーニングを続けてください。
集中力がアップして勉強にも効果があらわれるかも
知れませんよ^^