医師に聞く!牡蠣食中毒はうつるのか!?2次感染について

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牡蠣は、網で焼いたり、フライにしたりと

プリプリとした身と、磯の香りが

とても美味しいですね。



生牡蠣にレモンをギュッと搾ると

なんとも言えない
幸せな気持ちになります。



そして牡蠣は

低脂肪で高タンパク、健康にも理想的な食べ物です。

ビタミン(B1、B2、B12)、必須アミノ酸、ミネラルに加え

タウリン、グリコーゲンなど
高い栄養素がバランス良く含まれ

「海のミルク」と呼ばれています。



とくに「亜鉛」の含有量は食品の中で一番多く
免疫力のアップ、疲労回復効果、美肌効果、

生活習慣病の予防にもなります。



しかし、時として恐い食中毒の原因にもなるのが牡蠣です。
自身が苦しいのみならず、家族にも感染の危険があります。
そこで、牡蠣の食中毒の症状から2次感染の経路へと
掘り下げて説明します。


牡蠣食中毒の症状について


ヨーロッパなどで
古くから食べられている牡蠣ですが



日本でも、多くの「貝塚」から
牡蠣の殻が見つかっています。



牡蠣で有名な広島では

室町時代から「養殖」が行われていた
と言われています。



そして

当時から「食あたり」する食材としても

有名だったそうです。



牡蠣の食中毒の原因として



2000年ごろから

「ノロウイルス」による

牡蠣の食中毒が急増しています。



牡蠣に多く含まれている

「ノロウイルス」による食中毒の

潜伏期間は、食後12 ~ 48時間。



「腸炎ビブリオ」による食中毒の

潜伏期間は、食後2 ~ 36時間。



症状はともに


  • 刺すような痛みの腹痛
  • 水のような下痢
  • おう吐
  • 発熱
  • 頭痛
  • めまい


などです。
特に「ノロウイルス」は
経験したことのないような
強烈な症状だと言われています。



これとは別に、「貝毒」が原因で

食中毒を起こすケースがあります。



「貝毒」は、牡蠣が「有毒プランクトン」

を捕食することによって一時的に蓄えられます。
加熱により毒が消えることはありません。



潜伏期間が短く

食後30分 ~ 4時間で症状が出てきます。



症状は、捕食したプランクトンの

種類によって異なります。



「麻酔性貝毒」

口内や顔面の麻痺、手足の痺れ、
ひどい場合は呼吸困難で死亡する場合もあります。

「下痢性貝毒」
激しい下痢、吐き気、腹痛。

「神経性毒貝」
口内のヒリヒリとした異物感。
瞳孔散大、運動失調などの酔ったような状態。



「有毒プランクトン」は

各都道府県の水産担当部局などが
毎年4 ~ 5月に、2重3重と検査を実施しており

現在「貝毒」に汚染された牡蠣が

市場に出回ることは基本的にはありません。



牡蠣食中毒の治療と二次感染について




残念なことに「ノロウイルス」には
現在、特効薬がありません。



病院では対処療法として

「整腸剤」や「吐き気止め」が処方されます。





ウイルスを体外へ排出してしまわないと回復しないので

「下痢止め」などは服用しないでください。





「ノロウイルス」はとても感染力が強く

毎年「幼稚園」や「保育園」で

集団感染することがあります。



感染経路としては・・・

経口感染
汚染された牡蠣などの二枚貝を
十分に加熱せず、食べた場合の感染。



接触感染
感染した人の、便や吐物に直接接触して
ウイルスが口から入った場合の感染。

感染した人がウイルスの付いた手で接触して
汚染した場所を経由して、ウイルスが口から入った場合の感染。



飛沫感染
便や吐物が飛び散り、その飛沫が口から入った場合。
便や吐物の処理が不十分で、それらが乾燥して空気中を漂い
それが口から入った場合の感染。



帰宅後やトイレの後、調理前、食事前には

しっかり手を洗いましょう。



洗剤をつけて

1回あたり30秒が目安です。



「接触感染」や「飛沫感染」の予防には

次亜塩素系漂白剤」の消毒剤が有効です。



手袋とマスク、換気をして

500mlのペットボトルに水を入れ

キャップ2杯分の次亜塩素酸ナトリウムを混ぜます。
スプレー容器に入れれば
簡単に除菌することができます。

「腸炎ビブリオ」は「ノロウイルス」に比べると

症状が少し軽く、普段健康な人であれば
それほど重症化することはありません。



脱水症状に注意して

水分補給を小まめに行ってください。





病院では、こちらも対処療法として

「整腸剤」や「吐き気止め」が処方されます。

「抗生物質」が処方される場合もあります。





「腸炎ビブリオ」は

感染するのに、約100万個以上の生きた菌

の摂取が必要と言われていますので
人から人への感染はまずありません。


まとめ


市販されている牡蠣には

殺菌処理をした「生食用」と

処理されていない「加熱用」が存在します。



当然のことながら、中毒を防ぐためには
「加熱用」の牡蠣を生で食べるのは危険です!



調理する時には

牡蠣の中心部まで

85℃で1分以上、確実に火を通してください。



フライの場合は4分以上、しっかりと揚げてください。



体調の悪い時や、お子さん、年配の方は

生の牡蠣は避けることを、おすすめします。


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